我々は火星、ユーラル、ガルデアを首めとする兩銀河の諸民族の歷史と文化、自然、地理、言語等に就て博物學的に研究してゐます。今囘は「兩河世界」のあらましを新たに纏め、他に火星帝國のカレンダー、ユーラルの生物相・人類史と神話などに就ての册子を頒布します。
目次
兩河世界の基礎知識とその硏究への誘ひ
これは皆さんを兩河世界の硏究へ誘ひ、その基礎知識を與へるものです。
帝國火星曆に就て
我々は、我が國(日本帝國)と同君聯合を爲す國家たる火星帝國に於る曆法「帝國火星曆」での日時と地球の曆との換算を實現する爲の程序を製作しました。以下此の文章では、帝國火星曆の理念及び仕組に就て述べ、亦、地球の曆法から帝國火星曆への換算法、及び其の換算程序の作成に用ゐた曆學上の用語に就て解說します。
Agaruneyu の生物と人類文明
惑星アーガルネユ Agaruneyu は、第二世代 G 型恆星ユールの周圍の、長半徑約 1.5 億 km の橢圓軌道を、約 9000 時閒掛けて巡る、地球に良く似た惑星である。
twanosuu 鳥が中心的な役割を果たす古代 yUraru 神話の例
ユーラル yUraru は古代アーガルネユ Agaruneyu に發祥する帝國で、實質的な斷絕を挾みながらも長く續き、現在はアーガルネユの支配的な國家と成ってゐる。ユーラルには現在も神官團が有り、その祭儀は政治に於いて重要である。國家の公式の祭儀が有り政治に於いて重要である點は我が國と似てゐる。この爲に、散逸したものは有るもののユーラルの古代神話 kAgarisuki や傳承は好く蒐集されてゐる。その硏究も、政治的な制約からは逃れられないものの、ユーラル帝國が樣々な時代を潜り拔けて來た事も有り好く硏究されてゐると言へよう。
以下から購入出來る。
或羽大學麻田分校紀要 1425 年冬 - c4se - BOOTH
link 先にも書いたが、PDF も原稿も公開してある。御布施下さる方々のみ御購入下さい。