c4se記:さっちゃんですよ☆

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考察

新着順 人気順

小倉ヒラク「醱酵文化人類學」2017/5

scrapbox.io この本の文庫版が出た頃に立ち讀みして、クモノスカビの麹の性質を中國の長い期閒でものを考へる性質と、コウジカビの糀の性質を日本の新鮮な流行を追ひ掛ける性質と結び附けてゐ、けったいな事を考へるものだと印象に殘ってゐた。そもそも著者…

山田仁史「人類精神史」2022/12/16

scrapbox.io 兩河世界を創作するに當たって人類史に關心がありかう云ふ本は讀む。この本で紹介されてゐる學說で私の興味を惹いたものは二つあった。一つは、fetishism・shamanism・totemism・animism と云ふ四つのよく論じられる信仰の形態をそれぞれ、人造…

佐藤郁哉「リサーチ・クエスチョンとは何か?」2024/11/10

scrapbox.io 私は專門の硏究者ではなく、論文を他の硏究者に問ふて生活の足しにしてゐないから、著者の、社會科學系の實證硏究をどう計畫しどう論文を書くかと云ふ課題には共感できない。しかし日々に遭遇する事象に疑問を抱き追究する行爲の範型として私に…

渡邉雅子「論理的思考とは何か」2024/10/18

scrapbox.io この書では、思考の、特に rhetoric の合理的な有り樣は一通りではない事が、四つの有り樣を具體的に示して明かされてゐる。この紹介自體が私には有益な事だった。 批判 (critique) と云ふ語は「非難」と混同されがちだが、私は異なると思ふ。 …

David Corfield "Charles Peirce, inference, and category theory" 2025/2/20

scrapbox.io C. S. Peirce の論理學を深くは調べてゐなかったところ、nLab をふらついてゐたら奇妙な論文を見附け、讀んだ。著者は、Peirce の言ふ推論の三種の形式である演繹 (deduction)・歸納 (induction)・因明 (abduction) が、圈に於ける射の合成系の…

Münchhausen の trilemma の形式的定式化と證明

非形式的な主張 根據關係は循環論法・無限後退・無根據な斷定の三つの少なくとも一つの形を取る。 有向 graphを考へる。は頂點 (vertex) の集合、は邊 (edge) の集合、寫像は頂點と邊の關係である。を「事は事に基附く」と讀む (「事」や「基附く」の意味は…

みにくいアヒルの子定理 (ugly duckling theorem) の數理的主張

定理 比較する對象の全體をとし、とする。の要素に就いての述語はの部分集合に對應する。これを同一視,しよう。可能な述語の總數は|2U|=2nである。この時任意の異なるの要素が共有する述語の個數は要素の選び方に依らず個である。故に共有する述語の個數によ…

René Descartes「省察」1641

scrapbox.io Descartesさんの言葉はかなり昔から私を導いてきたと言ってよい。方法的懷疑を私は永遠極限と呼び換へ、cogitoを此の經驗と呼び換へた。初めて體系を書いた時に私はこの二つの言葉から始めたのだった。私のDescartesさんに就いての知識は、『方…

坪井洋文「神道的神と民俗的神」1989/6/25

scrapbox.io 私は神道は明らかに一つのものではないと觀察してゐる。鹿島と八幡と天滿宮が皆同じ信仰だとは思へない。更に古代と中世と近世と現代の神道が同じ信仰とは思へない。今の我々が「神道」と呼ぶのは戰國末から江戸期の近世に儒敎を使って理論化さ…

Salvador de Madariaga y Rojo「情熱の構造 イギリス人、フランス人、スペイン人」1928

scrapbox.io 表題のイギリス、フランス、スペイン三國はどれもヨーロッパの端で太平洋に面してゐる。私はこの三國について、日本から見てユーラシア大陸の逆の端に在る事、イギリスは獨立指向が強く、フランス南部とスペイン北部は權威指向が強く、フランス…

Gilles Deleuze「ザッヘル=マゾッホ紹介」1967

Marquis de Sade「閨房の哲學」1795 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆)を纏める途中でこの本を思ひ出し、讀み返してみたら存外に面白かった。少なくとも私はこれを讀んで、2022-04-18~24 週に得た事 : 不可避・不可能、一義・數多、絕對・被關係 - c4…

Hans Jonas「グノーシスと古代末期の精神」1934

Hans Jonas さんの名はJean-Pierre Dupuy「ありえないことが現實になるとき ――賢明な破局論にむけて」2002 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆)で「責任という原理: 科学技術文明のための倫理学の試み」の著者と見知ってゐたゐた。東京は目黑の古本屋で…

John McTaggart Ellis McTaggart「時閒の非實在性」1908

永井均さんの、問題の獨特の立て方に惹かれて、McTaggart さんの論に對する註釋と、手持ちの資料から類似の議論とを纏めた。 永井さんの問ひは、昔に私が〈此の經驗〉を〈處〉に迄切り詰めた揚げ句に諦めたものだった。永井さんも、獨在だけではなく、世が成…

Влади́мир Ильи́ч Ле́нин「國家と革命」1918

表題の「國家と革命」は眺めてしかゐないから、この纏めは未完のレーニン 〈力〉の思想を読む (講談社学術文庫)と新版 はじまりのレーニン (岩波現代文庫)を流し讀んだ纏めになる。 ヨーロッパと日本での近世つまり 17 世紀以降で、自然科學屋の外で唯物論を…

Samuel Ira Scheffler「死と後世」2013/11/14

人類や人類のやうなものが存續すると云ふ意味での後世についての倫理的な意味を、現代的な宇宙觀の下で、形而上の對論を持ち出さずに學問的に論じた書物は私の記憶の中でもこれが初めてだ。後世について論じた書物はごまんと在るが、現代的でない宇宙觀や形…

荻野恕三郎「光明主義批判―葆光の哲學」1997/3/31

blog では讀んだ本を纏めた事を報告するだけであって、內容は書かない事にしてゐる。纏めは Scrapbox を、本は本を見る事。本は少なくとも私の手元に有る。 眞理とは明らかな事、明らかにされた事である、この自明と思はれる考へは光で譬喩へられる。だが光…

見田宗介「社會學入門: 人閒と社會の未來」2006/4/20

昔私は吉本隆明さんに入れ込んでゐた時期が有る。今でも書籍に吉本隆明さんが取り上げられてゐるのを見掛けると、ともかく嬉しくなってしまふ。これは無條件的なもので意味が無いが、立ち讀みを續ける原因にはなる。 私が「組」と呼ぶものと「法」と呼ぶもの…

池見澄隆「慚愧の精神史―「もうひとつの恥」の構造と展開」2004/9/20

纏めた本を blog に載せると云ふ手順を踏んでゐると、入れ込んでゐる書物は長く纏め續けて blog に載らず、纏める氣になった中ではあってもそれ程でもない本ばかりさっさと纏め終へ blog に載る事になる。さう云ふものだと思ふ事にする。 かう云った自分にし…

Bayard Pierre「讀んでゐない本について堂々と語る方法」2007/1/11

書店で見掛けるも敬遠してゐる本はやはり在り、この本もそれであった。或る日立ち讀む氣に何故かなり、思ってゐたのと違ひ、「本を完全に讀んだ」と云ふ馬鹿馬鹿しい觀念の外で張られる空閒を論じてゐる樣に見え、驚き急に、面白さうな本だと感じたのだった…

Ihaleakala Hew Len「たった 4 つの言葉で幸せになれる! 心が樂になるホ・オポノポノの敎へ」2009/9/13

私は人類の考へた事を collection するのを趣味としてゐるが、桃山の古本市場でこの本を捲ってゐて、 「アイスブルー」と言って植物に触れると、痛みに関する記憶のクリーニングを促すことができます。 と書いた一節を見附け、「壽司 虛空編」だ! と嬉しくな…

汎用おき

adventar.orgの 12/14 (木) です。 ここにエクストラバージンオリーブオイルが在ります。 油です。ものを炒める時に引く油として使へます (香りが飛んで勿體無くはありますが)。頻繁に料理するのでもない限り、或いは揚げ物でも作らなければ、油は中々減りま…

mob programming を續けてみた

developer.hatenastaff.com (はてなエンジニアのカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita) の 12/11 (月) です。 今、數人で大きな機能を開發してゐます。その中で mobbing を暫く續けてみたので、體驗を書きます。 mob programming とは 複數人で progra…

蓮實重彥「フランス語の餘白に」1981/4/1

本を wiki (Scrapbox) に纏めたらこの blog にも書かうと思ふ。 福井勝山の恐竜博物館が renewal したと言ふので九月初めに行ってきた。その翌日に性懲りもなく旅先で本屋を訪ねる。福井驛前のわおん書房と云ふ所でこの本を買った。 買ふ時に店主が「自分で…

simple と easy は對立しない。「覺える事が少ない」は simple とは關係無い

simple と easy は對立しない 2023/1/20 (※simple と easy は對立しない - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆)の轉載です) simple か easy か? と問はれる場面も有る。これが simple XOR easy であるかと言へば、そんな譯は無い。simple にすれば hard に…

正字正かなづかひでの生活

普段正字正かなづかひで暮らしてゐます。「正字」は別に「舊字」とも呼びます。「正かなづかひ」は別に「歷史的かなづかひ」「舊かなづかひ」とも呼びます。對して令和五年によく見掛ける日本語の書き方は「新字体 (新字體)」「現代かなづかい (現代かなづか…

2022-11-07~13 週に得た事 : 神學・政治論

音樂 無し 考察 新設 楕圓曲線 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 新設 二次形式 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 文書 讀んだ 神学・政治論(下) (光文社古典新訳文庫) 蒐集した 無し 買った しまぶっくす (清澄白河) ジョゼフ・フーシェ―ある…

2022-10-31~11-06 週に得た事 : 平等化

音樂 無し 考察 SBAR Niklas Luhmann「自己言及性について」1990 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 不意打ち 治療 - 本人の關係 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 實驗←→思考實驗 識史 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 平等化 界 : 法…

2022-10-24~30 週に得た事 : フェーズFragaria

音樂 公開2012年の孤独 - FuniSayasoundcloud.com 考察 原動力 / 目標 治療 - 本人の關係 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) SBAR Niklas Luhmann「自己言及性について」1990 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 文書 讀んだ 無し 蒐集した 無し …

2022-10-17~23 週に得た事 : 勝手に「同義語」に置き換へない

音樂 無し 考察 神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)を讀んでゐる 勝手に「同義語」に置き換へない 自由に漂ふ注意 - .。oO(さっちゃんですよヾ(〃l _ l)ノ゙☆) 文書 讀んだ 無し 蒐集した 竹内亮介「消費者の制御焦点と広告回避」2018 海上智昭、細井彰、田…

2022-10-10~16 週に得た事 :「はだかの起原」

音樂 無し 考察 今得た事が少ないのは、2022-04-18~24 週に得た事 : 不可避・不可能、一義・數多、絕對・被關係 - c4se記:さっちゃんですよ☆にて「以來の思考は一應完成した」以降に踏み出した新たな局面で解からなく成ってゐるだけであり、その積もりで來…