昔私は吉本隆明さんに入れ込んでゐた時期が有る。今でも書籍に吉本隆明さんが取り上げられてゐるのを見掛けると、ともかく嬉しくなってしまふ。これは無條件的なもので意味が無いが、立ち讀みを續ける原因にはなる。
私が「組」と呼ぶものと「法」と呼ぶものに、かう呼べば自明に見えるが、しかし世界の全體に適用されてゐる他者と云ふ原理の形であっても、人數の限界に歷然とした差があると云ふ指摘は重要なものだと思ふ。また世界の energy 消費量の遷移と世界の人口增加率の遷移には差が有り、この差は解釋できると云ふ指摘も、私の思ひ附いてゐないものであった。