ももんが Advent Calendar 2019 - Adventar 12/7
3 : 不安定、調停
3 は不安定、調停である。3 を A, B, C とし、三角形を作る。すると順序を無視した組み合はせ {A, B}, {B, C}, {C, A} の個數も 3 であり、これは三角形の邊である。A からは {B, C} が見え、B からは {C, A} が、C からは {A, B} が見える。こうして 3 は 3 に轉化する。
典型的にはキリスト教の三位一體である。また創造 (母)、維持 (老婆)、破壊 (娘) である三相の女神も典型的である。
2→3 : 調停、欲望
2 から 3 への移行は調停、欲望である。3 は 2 の對立を媒介し調停する。また對立物を無と見做し、無を欲望の對象とする事で欲望を可能にする。欲望を媒介し產む第三項はそれ自身が無である。
3→2 : 排除、充足
3 から 2 への移行は排除、充足である。2 は媒介を排除し、相補性に充足する。
4→3 : 二重性
4 から 3 への移行は二重性である。二軸 A/B と +/- が有り、A/B の A 側に注目した時に B+/B- の違ひを無視して A+/A-/B の 3 を作れる。
三角形の各點がそれぞれ不可能性と不可避性を示す。
- , ,
- 根據 : 無根據な斷定, 循環論法, 無限後退
- 論理 : 矛盾許容論理, 非安定な論理 (自己認識論理, abduction), 無限論理
- 移行 (migration) の禁止 : 悟達, 輪廻, 極限
- 局所性の禁止, 決定論の禁止, 自由意志の禁止
- 三位一體 : 聖霊, 子, 父
- 三相の女神 : 破壊する娘, 維持する老婆, 創造する母
- 個體化 : 實存 (固有名が普遍に先立つ), 否定に依る個體化, 潜在性からの生成
これらが正確に對應すると云ふのが假説である。あらゆる 3 がこれに對應する訣ではない。例へば三種の神器 : 剣, 鏡, 勾玉は (今後解釋を施さない限り) これに對應しない。
また三邊をそれぞれ點に換へて三角形を作る事が出來る。即ち、
- , ,
- 自由意志, 局所性, 決定論
- 知 (想像), 眞理 (象徴), 現實性 (現實)