c4se記:さっちゃんですよ☆

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book

John McTaggart Ellis McTaggart「時閒の非實在性」1908

永井均さんの、問題の獨特の立て方に惹かれて、McTaggart さんの論に對する註釋と、手持ちの資料から類似の議論とを纏めた。 永井さんの問ひは、昔に私が〈此の經驗〉を〈處〉に迄切り詰めた揚げ句に諦めたものだった。永井さんも、獨在だけではなく、世が成…

Влади́мир Ильи́ч Ле́нин「國家と革命」1918

表題の「國家と革命」は眺めてしかゐないから、この纏めは未完のレーニン 〈力〉の思想を読む (講談社学術文庫)と新版 はじまりのレーニン (岩波現代文庫)を流し讀んだ纏めになる。 ヨーロッパと日本での近世つまり 17 世紀以降で、自然科學屋の外で唯物論を…

Samuel Ira Scheffler「死と後世」2013/11/14

人類や人類のやうなものが存續すると云ふ意味での後世についての倫理的な意味を、現代的な宇宙觀の下で、形而上の對論を持ち出さずに學問的に論じた書物は私の記憶の中でもこれが初めてだ。後世について論じた書物はごまんと在るが、現代的でない宇宙觀や形…

荻野恕三郎「光明主義批判―葆光の哲學」1997/3/31

blog では讀んだ本を纏めた事を報告するだけであって、內容は書かない事にしてゐる。纏めは Scrapbox を、本は本を見る事。本は少なくとも私の手元に有る。 眞理とは明らかな事、明らかにされた事である、この自明と思はれる考へは光で譬喩へられる。だが光…

見田宗介「社會學入門: 人閒と社會の未來」2006/4/20

昔私は吉本隆明さんに入れ込んでゐた時期が有る。今でも書籍に吉本隆明さんが取り上げられてゐるのを見掛けると、ともかく嬉しくなってしまふ。これは無條件的なもので意味が無いが、立ち讀みを續ける原因にはなる。 私が「組」と呼ぶものと「法」と呼ぶもの…

池見澄隆「慚愧の精神史―「もうひとつの恥」の構造と展開」2004/9/20

纏めた本を blog に載せると云ふ手順を踏んでゐると、入れ込んでゐる書物は長く纏め續けて blog に載らず、纏める氣になった中ではあってもそれ程でもない本ばかりさっさと纏め終へ blog に載る事になる。さう云ふものだと思ふ事にする。 かう云った自分にし…

Bayard Pierre「讀んでゐない本について堂々と語る方法」2007/1/11

書店で見掛けるも敬遠してゐる本はやはり在り、この本もそれであった。或る日立ち讀む氣に何故かなり、思ってゐたのと違ひ、「本を完全に讀んだ」と云ふ馬鹿馬鹿しい觀念の外で張られる空閒を論じてゐる樣に見え、驚き急に、面白さうな本だと感じたのだった…

Ihaleakala Hew Len「たった 4 つの言葉で幸せになれる! 心が樂になるホ・オポノポノの敎へ」2009/9/13

私は人類の考へた事を collection するのを趣味としてゐるが、桃山の古本市場でこの本を捲ってゐて、 「アイスブルー」と言って植物に触れると、痛みに関する記憶のクリーニングを促すことができます。 と書いた一節を見附け、「壽司 虛空編」だ! と嬉しくな…

蓮實重彥「フランス語の餘白に」1981/4/1

本を wiki (Scrapbox) に纏めたらこの blog にも書かうと思ふ。 福井勝山の恐竜博物館が renewal したと言ふので九月初めに行ってきた。その翌日に性懲りもなく旅先で本屋を訪ねる。福井驛前のわおん書房と云ふ所でこの本を買った。 買ふ時に店主が「自分で…

booklog での ☆ の決め方を變へた

新しい基準 : ☆1 反感を覺えた。 ☆2 よかったと迄は謂へない。 ☆3 個人的にはまぁ中々よかった。 ☆4 可成りよかった。勸められる。 ☆5 特別な思ひ入れが有る。勸められない場合も有る。 ☆5 を新設し、☆2 を ☆2 と ☆3 とに分解した。多くの本は ☆2 か ☆3 に成…

田中克彦「差別語からはいる言語学入門」

差別語からはいる言語学入門 (ちくま学芸文庫)作者:田中 克彦筑摩書房Amazon田中克彦の名にはじめてあたったのは、図書館をうろついてゐて「スターリン言語学」精読 (岩波現代文庫 学術 8)をみたときだっただった。ソビエト思想からとおくはなれた年代のわた…

時間は現在に於いて、構造的に存在してゐると謂ふべきだ

想起とは過去の二義的な形態に過ぎない。同じく予期も、未来の二義的なものに過ぎない。時間は現在に於いて、構造的に存在してゐると謂ふべきだ。巧い言い方ではないが、過去は、謂はば引き摺りや滴りの様な形で、現在に於いて構造的に存在してゐる (全過去)…

ポール・ホフマン 「放浪の天才数学者エルデシュ」 #book

文庫 放浪の天才数学者エルデシュ (草思社文庫)作者:ポール・ホフマン草思社Amazon伝記の文章としてはあまりおもしろくないが、それは著者の責任であって、書かれているエルデシュ自身は実におもしろい。「気違い」と呼ぶべきなのだろうが、わたしはこう云う…

柄谷行人「世界史の構造」2010 #book

世界史の構造作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/06/25メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 232回この商品を含むブログ (69件) を見る 此れは好いもので、余り言う事は無い。言うとすれば、これでは吉本隆明への批判には成ってないよ、と…

うんざりする書評セブン #memo #book

[.。oO(さっちゃんAdvent Calendar) http://atnd.org/events/22829 ]6日目 まともな文章が書きたい。はぁ。。 ジャック・デリダ『声と現象』 精神の場所 声と現象 (ちくま学芸文庫)作者: ジャック・デリダ,林好雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/06/08…

サイモン・シン『フェルマーの最終定理』 - 〈数学者〉が面白いってのはこういうことなんだ! #book

数学ではなく、数学者がこんなに面白いなんて! フェルマーの最終定理 (新潮文庫)作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/05メディア: 文庫購入: 89人 クリック: 1,379回この商品を含むブログ (565件) を見る なんとなく…

田中克彦『エスペラント ――異端の言語』 - 文学的悦楽 #book

esperantoの文法・語彙紹介は良かったが……。別途概説書を買って勉強する事にしよう。 エスペラント―異端の言語 (岩波新書)作者:田中 克彦岩波書店Amazonでは何故此の本を読みたかったのか? まあ著者は有名だからだ。其丈ではない。エスペラントを知りたいか…

アンデルセン『絵のない絵本』『マッチ売りの少女』 月の察知と幼童性 #book

矛盾した題名から風景まで、実に美しい『絵のない絵本』と、きっと絵本で知っている童話を収めたもう一冊。絵のない絵本 (新潮文庫)作者:アンデルセン新潮社Amazonマッチ売りの少女―アンデルセン童話集 3 (新潮文庫)作者:アンデルセン新潮社Amazon『絵のない…

甲田学人「夜魔 -奇-」「夜魔 -怪-」昨日読了。神話と文学の異和 #book

二冊夜魔 -怪- (メディアワークス文庫)作者:甲田 学人KADOKAWAAmazon夜魔 -奇- (電撃文庫)作者:甲田 学人アスキーメディアワークスAmazon 夜魔: 甲田 学人を分けて再録し、各一話づつ書き下ろしたもの。 異界、違和感に興味の有る人なら、うってつけではない…

山口謡司『ん』読了。外れを買って仕舞った #book

珍しく外れを買って仕舞った。立ち読みをなおざりにして仕舞った事と、言語の分野全体に未ださほど詳しく無い為にした、入門期の過ちである。だが逆に、入門期ではさほど内容の無い本でも役に立つと云う事でもある。ん: 日本語最後の謎に挑む (新潮新書)作者…

アンリ・ベルクソン『物質と記憶』斜め読み #book

アンリ・ベルクソン『物質と記憶』斜め読み。ときどきハッとさせられる。物質と記憶 (ちくま学芸文庫)作者:アンリ ベルクソン筑摩書房Amazon私は文庫が大好きだ! さて。 此れを斜め読み乍ら、吉本隆明『心的現象論序説』の初めを読んだら至極解り易かった。…

読了buzzを纏めた丈の、下らない #book

最後に此所で本の事書いたのって、もう一年以上経ってるよねー。元々此所はコンピュータ系の事は一切書いてなくて、なんかグダグダと、考えとか書いてたんだけど。最近さっぱり。でもね、繋がってるんですよ、コンピュータ系でグダグダやってる事と、グダグ…