c4se記:さっちゃんですよ☆

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四方對象と學の四角形

Graham Harman と云ふ著述家の書いた四方對象と云ふ圖式を二つ書き写す。(cf. 四方対象: オブジェクト指向存在論入門)

緊張 (時間・空間・本質・形相) と、攪乱 (融合 (魅惑・因果作用) / 分裂 (simulation・理論)) の圖。

\begin{array}{c} 實在的對象 & =^{本質=因果作用}= & 實在的性質 \\ || & & || \\ {\small 空間=魅惑} & & {\small 形相\leftrightarrow 理論} \\ || & & || \\ 感覚的性質 & =_{時間\leftrightarrow simulation}= & 感覚的對象 \end{array}

放射 (縮約・發出・二重性) と接合 (退隱・隣接・沒頭) の圖。

f:id:Kureduki_Maari:20200226022800p:plain

この世の指向しうるものを有無を問はず對象として、その自身との、また他の對象との構造を示すもの。感覺的/實在的、對象/性質の2\times 2=4肢構造を持つ。それぞれの感覺的/實在的-對象/性質は四角形のどこに來ても好い。自由に囘轉しひねって好く、圖が書き易い位置に置くと好い。

2\times 2=4に就いては以前2 * 2 = 4 の原形としての Cynefin frameworkに書いた。

Harman が述べる所の Martin Heidegger の四方界の圖を、緊張と攪乱の圖と同じ位置に對應させて示す。(cf. 技術とは何だろうか 三つの講演 (講談社学術文庫))

\begin{array}{c} 實在的對象 & 實在的性質 \\ 感覚的性質 & 感覚的對象 \end{array}

\begin{array}{c} 大地 & 天空 \\ 死すべき者 & 神々 \end{array}

學の四角形を考へる。先づ學の對象と成る理を置く。理と理學とを區別する。次に理學と理學者とを區別する。最後に理學者と理學會とを區別する。これらを緊張と攪乱の圖と同じ位置に對應させて置く。

\begin{array}{c} 理 & =^性= & 理學 \\ || & & || \\ {\small 心} & & {\small 配分} \\ || & & || \\ 理學者 & =_{訓練}= & 理學會 \end{array}

學の四角形は四方對象とは獨立して考へられたが好く對應してゐる。理學者には科學者、醫學者 (醫者)、技術者等が入れられる。性/心・配分/訓練 (矯正) は手垢の附いた言葉であって、それぞれ x 即理・x 的正義として解釈する事を意圖してゐる。

見附けた應用として資本家の四角形を書けると思ふ。

\begin{array}{c} 資本 & =^性= & 金融 \\ || & & || \\ {\small 心} & & {\small 配分} \\ || & & || \\ 資本家 & =_{訓練}= & 市場 \end{array}

尚この資本家は商人ではない (「資本家である人間が同時に商人である事は無い」と云ふ事ではなく、資本家と商人とはそれぞれ概念としては區別される事のみを述べてゐる)。