BitCommetからClamWinでvirus checkをすると云ふよりは、ClamWinをCUIのfile/directory scannerとして使ふ方法です。
ClamAV / ClamWin とは
ClamAV http://www.clamav.net/lang/en/ は、multi platformで動くanti-virus, anti-spy ware softwareです。GPLです。GNU GPLv2です。故に真にFREEだと言へます。FREEなので当然source codeは公開されてゐます。更にGPLです。迚も重要な事です。
ClamWin http://www.clamwin.com は、ClamAVのWindows用wrapperです。ClamAVはWindowsでも動くのですが、UIが何かと不便ですので存在します。当然ClamWinもFREEなGPL (GNU GPLv2) です。
わたしは自分のPCに、一台ごとに異なるsecurity softwareを入れてゐます。三台を実用してゐますので、Avast!, Avira, AVGが稼働してゐます。此れは調査を兼ねた半ば趣味です。其れと複数種動かしておけば洞れか引っかかるだらうと云ふ期待もしてゐますが、此れは期待です。ClamWinは此れ等にsubとして稼働させてゐます。ClamWinは基本的に非常駐型なのです。scheduleに合わせてmemory/file/directoryをscanしたり、手動で思い立った時にscanしたりするものです。非常駐型であれば、mainのsecurity softwareと競合する危険性も低く抑えられます。私の友人には、Avast!とAVGを同時稼働させてゐて、定時scanの度にお互いのfileをlockし合って凍る、と言ってゐた奴がをりますが、凍りついてゐればいいと思ひます (尤もほんたうはそれぞれのsecurity softwareのbugと見做すべきなのですが)。
其んなsub運用に好いClamWinです。
ClamWinをCUIで使ふ
ClamWinは現在、memory, file, directoryのscanに対応してゐます。scheduleを組んでscanする事もできますが、私は定義fileのauto update丈scheduleを組んでゐます。一気に大量にscanしやうとするからscan重いもん……。
ClawWinをCUI (cmd) から呼び出す事ができます。
cf. ClamWin In WinZip | Free Antivirus for Windows http://www.clamwin.com/content/view/117/89/
もともとClamAVはCUIから呼ぶ事を想定して作られてゐます。ClamWinはauto updateと設定file編集の為に入れてゐるやうなものです。
上記のやうに、--mode=scanner
でmain windowをskipしてscanner windowが立ち上がります。--path=PATH
でscanするpathを指定してやり、--close
を付けておけば、成功時には自動でscannerを終了して呉れます。失敗時にはちゃんと知らせて呉れます。
なので、
ClamWin --mode=scanner --path=PATH --close
で出来る筈です。此れをBitCommetのvirus scanner設定に入れてみます。
BitCommetにClamWinを設定する
BitCommetのvirus scanner設定には、実行fileのpathと、実行fileに与えられるparameterを指定する欄が有ります。指定すれば
実行fileのpath parameter downloadしたfileのpath
と云ふ形式で呼んで呉れます。ん? --path=PATH
の形式で指定できないぞ……。
工夫しませう。clamwin.bat
と云ふbatch fileを作り、此れを呼び出させます。
@echo off "C:\Program Files (x86)\ClamWin\bin\ClamWin.exe" --mode=scanner --path=%1 --close
此れでclamwin.bat downloadしたfileのpath
と云ふ形式で呼んで貰えます。
全て解決しました。