屋上屋を架しておく。
何かのmemoを取り合う時、勝手な形式でとられていると、うひょーーーーーーーーぉぉーーーーーーーーーーーーーーーぉぉーーーぃと成るので、[Markdown]( http://daringfireball.net/projects/markdown/ )でとる事にしている。何か知った形式でとられていればいい訳だ。Markdownは好く知られている。
Vimには優れたMarkdownのsyntax hilightが入っているので、苦労する事は無いが、web browser上で閲覧して確認し、悦に浸りたい事が有る。大仰なbuildをする訳でもないから、QuickRunで走らせられれば楽だ。
QuickRun (vim-quickrun)
QuickRun (vim-quickrun) は、一時的なcode片を実行し結果を見るのに便利なVim pluginである。
「簡単な例」の例に漏れず、QuickRunを使うに値しない程のことだが、例えば以下の様に使える。Rubyを計算機代わりに使い、或る数列の合計を求めたいとする。Vimの新しいbufferを開き、以下の様に打ち込むと思う。
p [132, 1523, 457346, 23663, 34637].reduce{|a, n| a + n }
保存する必要は無い。此れがRubyのcodeであると、Vimに知らせる為に、filetypeを設定する。
:set ft=ruby
此れで充分だ。上記Ruby code片を、QuickRunで実行するには此うする。
\r
勿論Rubyを実行するのだから、Rubyがinstallされているのは前提である。或いはkey bindingではなく、commandを打っても好い。
:QuickRun
QuickRunは純粋にVimScriptで書かれている。Vimが有れば動く。:h quickrun
を見よ。
QuickRunを使いMarkdownをweb browser上で見る
追記 2014-01-17
今はconverterに下記のText::Markdownではなく、superbrothers/vim-quickrun-markdown-gfmを使ってゐる。GitHub Flavored Markdownをpreviewできて便利。
cf. Vim のpluginを書く http://c4se.hatenablog.com/entry/2013/11/15/145744
QuickRunはMarkdownに対応しているが、別途MarkdownをHTMLに変換するprogramが必要である。default状態で、QuickRunが実行しようとするMarkdown変換器は幾つか有るが、私は本家本元のPerl製Text::Markdownを使う事にした。CPANでinstallする。
cpan install Text::Markdown
結構掛かった。此れでMarkdownをHTMLに変換し、Vim上でHTMLを眺める事はできる様に成ったが、無用である。web browserで見るには、Markdownに対するQuickRunのoutputterを、browserに設定する必要が有る。'outputter': 'browser'
を使うには、tyru/open-browserが必要である。
vimrcに書く設定は、以下の様に成る。
NeoBundle 'tyru/open-browser.vim' NeoBundle 'thinca/vim-quickrun' let g:quickrun_config = {} let g:quickrun_config['markdown'] = { \ 'outputter': 'browser' \ }
\r
でweb browser上に、変換されたHTMLが表示される。わたしのweb browserはOperaである。Opera使え。
cf. Vim-users.jp - Hack #230: Markdown形式の文書を書く2 (quickrun0.5.0対応版) http://vim-users.jp/2011/09/hack230/