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徳政は成功しないのにねぇ - 諸国家 vs. 諸個人(<span style="color:#009933;">よもぎねこ</span>さんに宛てて)

よもぎねこさんのコメントに対する返答です。答える価値があると思ったので、エントリーを建てました。 「行為と言論はことなる - ポルノ保持違法や人権擁護法案へ向けて」コメント  http://d.hatena.ne.jp/Kureduki_Maari/20080315/1205548582#c1205556837

よもぎねこ (124.84.52.74)

貴方の意見がよく解らないのですいません。 私が人権を化け物と言うのは、「人権」は自然権と言いながら、具体的にどのような物か実に曖昧で、しかも異なる人の異なる人権がぶつかった時に、それをどのように調整するかという基準がまた極めて曖昧だからです。 そしてそれが曖昧なまま一部の人々が、政治力を駆使して自分達の人権を守る為に、他の人々の人権を圧迫する社会が実現すれば恐ろしい事です。

差別権の話も同様です。 人毛擁護局[ママ:人権擁護局]のポスターでは「差別は人の心の壁」とか書いてありました。 つまり差別がいけないのなら、人の心にまで人権擁護局のような国家機関が手を突っ込む事ができるわけです。 どんなに心優しい聖人でもなんらかの差別意識はあるでしょう。 そもそも差別にも定義が無いのですから、何だって差別として糾弾できます。 しかし最終的には人間の好悪にいきつくしかない「差別」をしてはイケないと国家が言い続ける限り、私達凡人は投獄の恐れがあるのです。 だから私は差別権を主張します。 << おぉ。 ありがとうございます。 このコメントには全く賛成なのです。が、物足りない。 わたしの書きがよぅわからんようになっとるんは自覚してます。それは、もっと進められる、という予感が故です。 一応「怪物 Leviathan」と「化け物」は区別してみました。リヴァイアサンはトマス・ホッブスが使った意味で、化け物は意味のわからぬ任意に襲い来るものとして。 井上ネム「監視/管理」 (完成しました。そのうち upload します。)

或る原料から商品をつくる、売れる商品を作れば売れる、というのが産業社会である。原料を商品にするのに規律の工場が動き、労働者は協働する。監視の情況だ。管理の世界では、価値を贈与するのは労働者ではない、個人だ。こういえば、身体の贈与が精神の贈与になったといってもあまり過誤はない。人間概念が身体と精神とに分岐したといってもいい。価値も、生産–消費の労働力による贈与と、流通(市場–遅延)の〈アテンション〉による贈与とに分枝する。 精神とは身体の入口と出口との間隙であり、処理による遅延である。人類ではなく、個人はそこのみにいる。個人から見るかぎり、個人のほうが人類よりも基本的である。データベースやネットワークが個人の同平面の無意識であり、内部=外部の折り目を紡ぐ。これが動物的なのは完備な個人がまだできたばかりだからだ。だがもう植物的な段階は過ぎた、ということでもある。ここから対自=対他な様式になるまでどれだけ掛かるかはわからない。それはもう〈アテンション〉が遺制になり始め、予制が兆してくるころだろう。十年前は精神はまだ予制だったが、今やもう現制としてもいい頃合いだ。 << 生きてゆくには差別は不可欠です。差別しないのなら死んだ後にしかできない(そしてそんなものは理論的にしか無い)。 それが差別かどうかは社会的か個人的か、ということだ。個人レベルに国家の法が手を出してはならない、というのは法の基本である。国家の法とは国家権力を規定するものであって、個人権力を規定するものであってはならない、はずだった。だが今やそうはいかない。ようするに、国家が存在する比重が圧倒的に減っている。だから国家のやるおかしなことは、徳政だと思っていい。そして徳政が成功したためしは、ない。

騒ぐ人権が「人権」である、というのは興味ありますし、これから反芻していきます。 よもぎねこさん、またちょくちょく読ませていただきますね。

c4se記「行為と言論はことなる - ポルノ保持違法や人権擁護法案へ向けて」  http://d.hatena.ne.jp/Kureduki_Maari/20080315/1205548582 よもぎねこさん「差別権は基本的人権です」  http://yomogineko.iza.ne.jp/blog/entry/495651/